行き帰り

 

 

 

 

紙風船 空に上げ 心ごと 預けたなら

一直線 遊歩道 震えてる 木々を撫でた

 

悪気等ない 冷たい 水が頬をつたう

無理等しない 逢いたい 猫が心配で嘆く

 

最優先 見つからず ふしだらに 夜を舐めて

警戒線 見当たらず 尽きるまで 爪を立てた

 

手にしたつもり 思い通り 寄り縋る様

判ったつもり この通り 傷付け合う様

 

愛を亡くしてから 初めて気付いたその時に

生まれたての思いをはにかんで前を向いて居たい

君を亡くしてから 初めて歩いた別所沼では

洗い立ての木々がしゃんと胸張って四季を生きてた

 

最終戦 行き帰り 生々しい 棘に埋もれ

延長戦 ムセ返り この様に 嗚咽を見た

 

行き場等ない 危ない 孤独甘やかせと

遣り場等ない 否めない 事実を矛盾させる

 

愛に気付いてから 今日まで背負ったその罪に

割り当てた悲鳴を考察して認めていたい

君に気付いてから 今日まで見てきた僕の心は

音も立てずに年をとって笑っていたんだ

 

君を亡くしてから 初めて歩いた別 所沼では

洗い立ての木々がしゃんと胸張って四季を生きる

君に気付いてから 今日まで見てきた僕の心は

音も立てずに年をとって笑っていたんだ